キユーピーとヒアルロン酸

私は「各種天然素材を有効活用して価値ある商品を作り出す」という、発想のユニークさに魅力を感じ2007年4月にファインケミカル本部五霞工場へ入社いたしました。
製造課に配属となり、ヒアルロン酸の製造を通じて物づくりの基礎を学び、現在では、ヒアルロン酸の精製、粉砕、検査、充填の作業を行っています。「真っ白い」ヒアルロン酸をめざし、一つひとつ真心込めて生産をしています。

職場全体を巻き込んだ工程改善への取り組みです。
日々生産に携わる中でも、「昔からずっと行っている作業が現状に合っているのだろうか」などを問い、 品質を高める工程へ改善する、といった発想を心掛けています。
これからも煩雑な作業をシンプル化し、商品品質の向上へ繋げることにチャレンジしたいと思います。

ヒアルロン酸の研究開発を行っています。
ヒアルロン酸は分子量や配合を変えると感触が変わったり、 新しい機能が現れることがわかっています。
日々の業務ではその特徴を活かし、新しいヒアルロン酸の試作を行っています。また、試作したヒアルロン酸をさまざまな分析機器を駆使して機能評価することも重要な仕事です。
新商品の製造に向けて、工場の製造課や品質保証課と協力して安全安心な商品ができるよう取り組んでいます。

キユーピーはすでに、浸透型、吸着型、修復型、膝関節用などさまざまな機能性ヒアルロン酸を販売しているヒアルロン酸メーカーです。
お客様に期待されるヒアルロン酸メーカーになるために次世代の機能性ヒアルロン酸の開発に挑戦していきたいです。

私は品質管理課で食品用ヒアルロン酸と化粧品用ヒアルロン酸の規格試験を実施しています。
ヒアルロン酸は高粘度の物質ですが、キユーピーではお客様のニーズに合わせて、粘度が低いものから高いものまで30種類以上をラインアップしています。
日々、製造された商品がお客様に安心してお使いいただけるか、そしてお客様の求める規格であるかを厳しくチェックしています。

キユーピーは、水だけでなく油にもなじむ今までにない独自のヒアルロン酸を販売しています。
その発売は新しい分析技術による品質チェックがあって成し遂げられたものです。さらなる新商品をお客様にお届けできるように新たな分析技術も身につけ「ヒアルロン酸の分析なら私に任せて」と自信をもって言えるようになりたいです。