どんな職種でも、
通り一遍のことをするのではなく、
課題の本質をつかみ
その対策を実践することが重要
研究開発本部
食創造研究所(旧 商品開発研究所)
加工食品開発部 家庭用パスタチーム2002年入社
農学部 応用生物科学科卒
若見 俊介
※掲載内容は入社13年目時点の情報に基づきます。
※大幅に組織名が変更された場合は、
撮影時の旧組織名をカッコ書きで表記しています。
インタビュー
家庭用パスタソースチームに所属し、日夜変化の激しいパスタソース市場を分析、お客様のさまざまなニーズを捉えたパスタソースの研究開発をしています。 「簡単に美味しく」、「手軽に手作り」、「レストランで食べるようなパスタ」などパスタソースといえども、お客様のニーズはさまざま、同じお客様でも食場面により異なり、全てにお応えすることは難しいことですが、自分の開発した商品がお店の棚で並んでいるのを見た時の感激は忘れられません。 具体的な仕事内容は、商品のコンセプト作りから開発、賞味期間の保証、工場での製造方法確立、また、商品の課題解決のための技術確立など、商品が生まれて、店頭に並び、消費されるまでの全ての過程に関わることに、日々取り組んでいます。
私は、今までに大きな人事異動を3回経験しました。特に初めての異動で、6年間担当していた家庭用マヨネーズの開発から家庭用営業への異動の際は仕事環境の大きな変化に大変苦労しました。「開発業務(ものを作る)」から「営業業務(ものを売る)」への変化に伴い、「仕事をわかった気になっていた事」を痛感させられました。
営業に異動して一年経ったころ、新しいお得意先様を担当することになり、今まで通りの会社の指針に沿った商談をしていました。そんなある時、バイヤーから「こんな商談繰り返しても採用しないよ」と言われました。私は悩んだ末、各店をまわってその企業と市場の課題を抽出し、その解決方法を分析、実践したプランを本部商談に活かして提案しました。その結果、私の提案に耳を傾けていただけるようになり、数字に反映されることを実感しました。
どんな職種でも、通り一遍の事をするのではなく、課題の本質をつかみ、その対策を実践することが重要という事を学びました。現在でも私の仕事のスタンスとして活かされています。
仕事上、社内外たくさんの方々と一緒に取り組む場面が多々あります。立場の異なる人が集まりますので、当然意見がぶつかる場面もあります。その際重要なのは、如何に皆さんの到達点を共有化し、そこに向かって一丸となり取り組んでいけるかです。一人で仕事をするよりも、二人、三人と人が増えた方が、当然、結果へのスピード感、到達点のレベルもあがってきます。バラバラであった状況から、周りにいる仲間と協力して仕事をし、その結果、一人では得られない結果になったときの達成感はとてつもないものです。これは、開発でも生産でも営業でも同じことであり、苦労した分、分かち合う悦びは大きいと感じてます。
学生の皆さんとお話をすると「学生のうちから、社会人になるまでに必要な勉強は何ですか?」と聞かれることが良くあります。私は必ず「学生の時にしかできない経験をしてください。」と話をするようにしています。
もちろん語学や就職後に役立つ専門知識はたくさんあり、それを身に着けることは有益ですが、学生時代にしかできないことはたくさんあります。勉強、バイト、部活動、サークル活動、、、そのさまざまな経験や人脈は社会に出ても、必ずどこかで活きてきます。そんな自分を成長させられる経験をたくさんしてきてください。そして、楽しく厳しく一緒に仕事をしましょう!
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