品質保証は「お客様に安全・安心な
商品を提供するための仕組みを作る」仕事。
工場全体を把握する力を身に付け、
キユーピーの多種多様な商品に携わっていきたいです。
五霞工場 品質保証課2022年入社
生命理工学院 生命理工学系卒
下古立 晋
※掲載内容は入社2年目時点の情報に基づきます。
インタビュー
学生時代、居酒屋でのアルバイトを約5年間続けた経験から、食に関わる仕事に就きたいと考えていました。加えて、大学院までに培った科学的な知見をものづくりの現場に直接関わって生かしたいという思いから、食品メーカーの品質保証に興味を持ち、キユーピーを志望しました。
入社後に配属された五霞工場で、現在は家庭用・業務用マヨネーズの品質保証業務を担当しています。商品検査結果の確認、配合表の新規作成や変更、原料の受け入れ承認、さまざまな書類の作成といった事務的な作業に加え、新商品立ち上げのための新規設備導入に向けた原資材の変更、トラブル対応、改善点の検証方法やプラン決定など、手掛ける仕事は多岐にわたります。
このように話すと、デスクワークが中心と思われるかもしれませんが、実際は1日の半分近くは、製造現場へ足を運び、製造課の方と話す機会を設けています。新商品の立ち上げや原資材の変更、設備の導入などに際して、品質的に問題がないかをリスクベースで打ち合わせたり、トラブルが発生した際には共に原因の究明・リスクの抽出を行って解決に当たったりと、密に連携しています。
品質保証の仕事は製造現場の業務内容や工程への理解が求められますが、入社当初は理解が及ばず苦労しました。そんな中で意識したことは、上司や先輩の真似をすることです。仕事の進め方はもちろん、上司や先輩の考え方や、その考えに至るまでの道筋を意識して理解するように心掛けました。そうすることで考え方が徐々に身に付き、さらに自分で考えることもできるようになったと思います。また、上司や先輩のフォローが手厚く、伸び伸びと働ける環境であるのもありがたいです。私が実現したいと思ったテーマにも挑戦させてもらい、進め方でつまずいた時には的確な助言をもらえます。入社前に抱いていた社会人2年目のイメージ以上に、幅広い業務を任せてもらえていることで、未熟ながらも日々、成長を感じています。
働き始めて気付いたことは、品質保証は「商品の品質を評価する」だけでなく、「お客様に安全・安心な商品を提供するための仕組みを作る」仕事であるということです。品質保証課は、製造工程を管理するためのさまざまな手法を用いて現状を見える化し、工場全体の品質活動をリードする役割を担う、想像以上に奥の深い仕事であると感じています。
それだけに仕事をする上で、全体最適の考え方を持つことが大切だと思っています。例えば、品質保証課が製造課に対して厳しいルールを設けた場合、品質を損なわない可能性は高まりますが、それにより過剰な作業が増え生産性の低下につながる恐れもあります。自部署だけでなく、他部署の意見を踏まえながら、工場として何が正しいか判断する力が求められるのです。私自身、今はその力を少しずつ養う段階にありますが、今後、経験を重ねるごとに力を身に付け、会社全体、さらには社会全体という視点を持てるようになりたいと思っています。
これまでマヨネーズの品質保証に関する業務を幅広く経験してきましたが、キユーピーの商品は他にもたくさんあります。今後は、多種多様な商品に携わり、知見を広げていく中で、自分の軸を見つけ、これだけは他の人に負けないと自負できるような強みを身に付けていくつもりです。
就職活動は、今までの自分を振り返ることができる良い機会です。周りに流されずに、冷静に考え、自分にとって正しいと思える進路を見つけてください。真剣に考えた上での選択であれば、万一、入社後に多少のギャップがあったとしても、それを前向きに受け入れることができると思います。キユーピーに魅力を感じた方は、ぜひ同じ志を持った仲間として一緒に働きましょう。
生産部門の先輩たち
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キユーピー株式会社 人事本部人事部採用チーム