私は毎朝目覚めてすぐ「今日は何を食べようかな？」と考えるくらい、食べることが大好きです。ですから自然と「食を通じて多くの人の生活を豊かにしたい」と思い、就職活動も食品メーカーを中心に行いました。たくさんの企業の選考を受けましたが、その中でもキユーピーには特別な思い入れがありました。幼少期の野菜嫌いを克服してくれたマヨネーズや、毎日の食卓を彩り、ワクワク感を与えてくれるドレッシングを扱っている企業だったからです。また、選考を受ける中で先輩社員の方と話した時、一人ひとりの思いやりや仕事への情熱を感じ、私もキユーピーの商品を世界中の人々に届ける一員になりたいと考え、入社を決めました。

入社して最初の2年間は、卸店を通じて小売店に市販用商品を販売する家庭用営業を経験し、その後、法務部へ異動しました。法務部のビジネス法務チームの仕事内容は、国内外の各種取引契約書の作成・レビュー・契約交渉の支援、法務相談への対応、独禁法・下請法遵守の推進、社内向け法務研修の実施、企業の合併、買収のサポート、海外子会社の内部統制推進に向けた整備など、非常に多岐にわたります。
営業から異動してきた当初は、各部署からの問い合わせにほとんど答えることができず、落ち込むこともありました。そんな時、上司から「法務部員はラストマン（その人の後には誰もいないという最終責任者）でなければならない」という言葉をいただき、それがとても心に響いたことを覚えています。それ以降、法律面の最終判断は自分がするのだという自覚を持ち、一人前の法務部員になれるよう、より一層勉強に励みました。
現在は、法務部の中で唯一の営業出身者である強みを生かして、現場を理解し、相談者に寄り添える法務部員であるよう心掛けて、日々の仕事に取り組んでいます。

最近は、海外のキユーピーグループ各社のルールや会社運営の仕組みを整備するプロジェクトにも携わっています。現地の法令に違反していないか、取引先と適切な契約書が締結できているか、社内の規程はあるかなど、法務部が支援できる業務はたくさんあります。法務の立場から、海外のグループ会社の従業員が安心して業務を遂行できる環境づくりをサポートし、海外の事業展開に携われることに、やりがいや働きがいを強く感じています。これからも海外事業展開に貢献していきたいです。

就職活動をしていたころは、「自分は将来どうなりたいのだろう」と漠然とした不安を抱えていました。現在、就職活動中の皆さんの中にも、同じように感じている人がいるかもしれませんが、私の経験からいうと、社会人になってからも、やりたいことは日々変化していくというのが実感です。大切なことは、自分がどのようにありたいかを、常に自分に問いかけていくことであり、その上でやりたいことが見つかった時に挑戦でき、応援してもらえる環境があることではないかと思います。
キユーピーには、どんな時でも寄り添い、力になってくれる仲間がたくさんいます。やりたいことに挑戦できるキユーピーで、伸び伸びと活躍してみませんか？　皆さんが、自分らしさを生かして就職活動ができるよう、応援しています！