国内外を旅し、その土地ならではの食を体験することが大好きです。この食に対するワクワク感を仕事にし、国内はもとより世界へ貢献したいと、グローバルな事業展開をしている食品メーカーへの入社を志望していました。キユーピーに入社を決めたのは、多くの社員の方たちが入社の決め手として“働く人の良さ”を挙げていたからです。また、ライフイベントを経ても活躍している女性社員が多く、安心して働ける環境があると感じたことも大きかったです。

入社してからは現在まで、一貫して研究開発本部で微生物に関する業務に携わっています。主な業務は、商品を安全によりおいしく作り上げるための微生物制御技術の研究と、分析技術の研究です。チームで構築した技術によって、これまで生み出せなかった商品の発売につながった時は、特にやりがいを感じます。開発部門や営業部門から依頼を受けて行う研究も多いですが、これから必要となる技術について先行して取り組むことも多々あります。その時は技術の出口や、どうしたら価値につながるかを意識することを大切にしながら取り組んでいます。

私は技術研究の部門に所属していますが、自ら手を挙げて開発部門の研修に参加させていただき、開発現場を学んで自身の研究に生かしてきました。 社内ではよく「後工程はお客様」という言葉が使われます。技術研究部門で研究した技術を活用する開発部門は、私にとってお客様です。後工程でどのように技術を活用していくのか、どのような技術を必要としているのかを、開発部門での研修を通して肌で体感したことで、何を求められているのかが分かり、業務の質を高められたと実感しています。

このように他部門での研修を自ら提案し、実現できたのは、私の部署が働くメンバーのエンゲージメントを大切にしており、新たな提案や挑戦を応援し、実現するためにサポートしてくれるからです。これからもこの恵まれた環境を生かして、より多くの知識や経験を得て、責任ある判断ができるようになりたいと思っています。
そのためには、研究所以外の部署を経験することも必要だと思います。他部署と仕事をしていると、同じゴールに向かっていても研究所とは違う視座を持っていると感じることが多々あるからです。今とは異なる部署を経験することで、より広く物事を捉えられる人材になることをめざしていきたいです。

キユーピーで働く人は皆、キユーピーの理念を大切にしています。一方で、それ以外の部分は人それぞれで、多様な個性を持った人が集まっていると感じます。同じ志を持ちつつ、個々の個性を尊重し創意工夫することで、今のキユーピーができています。皆さんも自分らしさを大切にし、個性を存分に発揮できる仕事に就けるよう、頑張ってください。