油と健康
油には、「見える油」と「見えない油」の
2種類があることをご存知ですか。
「見える油」というのは、
植物油やバターなど、普段の調理で使う
油のこと。
「見えない油」というのは、
食品に含まれている油で食べる時は
意識しづらい油のことです。
日本人の脂質摂取量を見ると、
全体のおよそ8割を「見えない油」、
残りの2割を「見える油」から
摂取しています。
出典:厚生労働省
平成26年国民健康・栄養調査報告一部改編
「見える油」と「見えない油」の
一例と脂質量
出典:日本食品標準成分表2015年版(七訂)一部改編
「油は太る」というイメージから、
植物油などの「見える油」を控えがちです。
しかし、植物油などの「見える油」は、
必須脂肪酸やビタミンといった
私たちの身体に必要な栄養素をたくさん
含んでいるのです。
また「見えない油」の中には、中性脂肪や
コレステロールを増やすと
言われている脂肪酸が多く含まれています。
まずは、摂取する割合の高い
「見えない油」に気を配り、
「見える油」を食事で上手にとりましょう。
日本人の食事摂取基準を参考にして、1日に必要な脂質量を
「性別」「年齢」「1日の運動レベル」から算出することができます。
※日本人の食事摂取基準(2015年版)記載の
「性別、年齢と身体活動レベルから推定した1日の必要エネルギー量」と
「タンパク質、脂質、炭水化物の摂取バランス」からの計算値です。
※表示された結果の値は、年齢を軸にした平均的な体重から求められた値です。
あくまで目安として参考にしてください。